残念、私の春は、ここで終わってしまった(マテ

「そういえばバレンタインなんだな、今日」
「…TOP絵、バレンタインだったじゃんよ」
「あぁ、華麗に忘れてたわ」
「あれだよねぇ、実際さ」
「ぁん?」
「そろそろ境遇的にも人脈的にももらえない類の人間じゃん?」
「あぁ、否定するつもりは毛頭ないが」
「だから忘れてたんだよ」
「決してバレンタインを否定するわけじゃないというのを弁明しておきたい」
「いや、だったらTOP絵があぁはなんてないだろ」
「確かに」
 
「まぁそこでだ、バイト先でもらえるかもしれないのだが」
「…否定もしないが肯定もせんぞ?」
「あくまで『かも』といっただろw」
「まぁな、女性は多い仕事先だ」
「で、うちらはベテランといわれる部類で、多少なり尊敬もされてるよね」
「本当に多少、だがな」
「期待してもいいかな」
「ない」
「そっか…λ....」
「(じと目)……」
 
「せがんでもいいかな?(ぼそ」
「OK相棒、やったら相棒失格な?」
 
 
そんなバレンタインになったばかりのファミレスでの会話。
相棒と私は元気に今日も生きております。
もっといってしまえば、そんな日にバイトしていて、
尚且つもらう相手いないのは、ちょっと誇りたいかもしれません。
 
まぁ、俺、要らないけど。もらえるならもらう主義だし(ぁ